GW中、高校の部活のOB会があり、久しぶりに先輩方とお会いしました。
その中に、子どもの頃にピアノを習っていて、大人になってから再びピアノを始め、もう20年続けているという先輩がいらっしゃいました。
しかも今、その先輩は8月の発表会に向けて練習中とのこと。
大人になっても目標を持ってピアノに向かい続けている姿が、とても素敵だなと感じました。
「20年も続けているなんてすごいですね!」と話していたのですが、その先輩がこんなことをおっしゃっていました。
「先生がすごく厳しくてね、頑張ってもなかなか褒めてくれないんだよね。
大人になっても、やっぱり褒めてもらいたいよね。」
その言葉が、とても心に残りました。
“褒められたい”という気持ちは、子どもだけのものではないのだなと、改めて感じたからです。
ピアノは、結果だけではなく、そこに至るまでにたくさんの努力があります。
思うように指が動かなくても繰り返し練習したこと。
苦手な部分から逃げずに向き合ったこと。
忙しい毎日の中でも時間を作ってピアノに向かったこと。
特に発表会に向けての練習は、長い時間をかけて曲と向き合う分、不安や焦りを感じることもあります。
だからこそ、「前より良くなったね」「ここ頑張ったね」と認めてもらえる言葉は、大きな力になるのだと思います。
もちろん、上達のためには課題を伝えることも必要です。
ですが、できたことや努力を認めてもらえることで、
“また弾きたい”
“もっと頑張ってみよう”
という気持ちは育っていくのではないでしょうか。
私自身、普段のレッスンでは、子どもでも大人でも、できたことや努力した過程をしっかり見て、言葉にして伝えることを大切にしています。
褒められることで自信が生まれ、
その自信が、音を表現する力や、挑戦する気持ちにつながっていく。
今回の先輩のお話から、改めて“認めてもらえることの力”を感じた時間でした。